【就労継続支援A型施設】 物件調査

こんにちは、スタッフの山中です。

今月よりブログを更新させていただくことになりました!

これからは日々の業務をメインについて書いていく予定です。

今回は就労継続支援A型施設の物件調査についてです。

就労継続支援A型施設は建築基準法、都市計画法、消防法等関係法令確認をし、

関係行政への事前相談が必要です。

確認項目はたくさんありますが、今回は建築基準法上の居室の内、採光についてお話します。

今回の就労継続支援A型施設の居室には訓練作業室、多目的室、相談室、更衣室があり、

各居室床面積の1/7、1/20以上の採光上有効な面積が確保されているかの検討が

必要となります。1/7採光が確保できていれば、1/20採光の検討は不要です。

採光の検討方法は居室種類によって分かれており、1/20採光は全ての居室に要求されますが、

1/7採光は利用者が継続的に使用する観点から訓練作業室、多目的室が該当します。

採光上有効な面積の算定は開口部面積×採光補正係数により求められ、

採光補正係数は用途地域、隣地境界との距離、窓の直上にある庇などの影響を考慮して計算します。

今回は1/7、1/20採光の検討した結果それぞれ適合しない居室があった為、

1/7採光は既存の間仕切り壁を撤去して採光を確保しました。※画像の赤い部分を撤去しました。

1/20採光は非常用照明装置の追加に該当しましたが、

緩和を使用し今回は追加設備不要となりました。

他にも居室に係る規制が多くあるので、またの機会に紹介します