「SOUPタウン」内覧会へ行ってきました

こんにちは、スタッフの山中です。

先週末にナノメートルアーキテクチャー+withU architects設計の、3階建複合福祉施設「SOUPタウン」内覧会へ行ってきました。

 

・施設概要

所在地:愛知県豊田市中垣内町中道

敷地面積:1409.26㎡

延床面積:2111.08㎡

都市計画区域:都市計画区域内(市街化調整区域)

防火地域:法22条区域

その他区域・地域:下水道処理区域外

1階:有料老人ホーム、看護小規模多機能型居宅介護

2階:放課後デイサービス、就労支援支援施設B型

3階:有料老人ホーム

3階建ての2階部分をメインフロアとしたプランで、就労継続支援施設B型の地域レストラン、駄菓子屋、イベントスペース、物販コーナーが設けられておりました。パブリックスペースを設けることで、施設利用者と地域住民との交流が生まれやすい設計になっています。

福祉のケアが中心ではなく、 人や暮らしに重きを置くことで、地域交流や利用者増加に繋がり、福祉施設感がない建物となっていました。

写真右下にある波テーブル(ゆげテーブル)は、セパレートできるみたいで、色々な利用が想像でき面白かったです。

上の写真は、1階の看多機(看護小規模多機能型居宅介護)スペースです。

退院後に介護や看護が必要な人の在宅生活を支援する施設で、一部宿泊室と共用部が一体に設計されていました。

手摺を設けず、伝い歩きができるような高さの家具を点在し代用する工夫が面白かったです。

 

左の写真は、3階有料老人ホームフロアです。各個室前室へ開口部が設けられており、通路を伝い歩きする際に、少し椅子に腰かけてコミュニケーションをとる様子が想像できました。

 

年齢や障害にとらわれず、まちづくりをしていく取り組みに感動しました。オープン以降、もう一度行きたい建築です。