ドアデザインに「遊び心」を取り入れてみませんか

 

 

施設内に数多く存在する【ドア】

【ドア】は建物の一部分ですが、直接ドアノブに触れる上、視線が近くまで寄るので、ここに「遊び心」を取り入れることで、効果的に好印象を与えることができると考えています。

 

 

当事務所では特に、トイレ、パウダースペース、授乳室などの「遊び心」を取り入れやすい用途のスペースにアクセスする【ドア】のデザイン性を高めることをお勧めしています。

診察室や処置室の【ドア】に「遊び心」を取り入れることも推し進めていますが、優先度の高い順番で申しますと、やはりトイレ等のエリアが上位となります。

診察室や処置室のドアは、開閉頻度が多いこと、比較的軽くする必要があること、などから、もっぱら意匠性よりも機能性の方を重要視しています。

この事例は、意図的にアンティーク風となるような塗装を施しています。

このような塗装の工夫を行うことで、のっぺりした単色よりも、温かみのある雰囲気を生み出すことを意図しています。

 

男性用トイレと女性用トイレが隣り合っている事例ですが、こちらもアンティーク塗装を施し、かつ男女で色合いを変えています。

【ドア】の色は、基本的にトイレ内の内装と一体となるように選んでいます。

この事例は、ドアノブも少し変わったデザインのものを採用しています。直接触れる部分だからこそ、こだわって選定しています。

ドアに貼ってある紙は、撮影後に設置予定だったサインの確認用です。

コンセプトによっては、もっと凝ったデザインの【ドア】を採用することもありなのではないでしょうか。

ステンドグラスを入れたり、個性的な色合いとしたり、ドアハンドルバー・錠・丁番などにこだわったり、と「遊び心」を取り入れる幅は多岐にわたります。

【ドア】が四角い形状である必要もありません。

時にはアーチ型のドアとしたり、意図的に高さの低いドアにしたりと、さまざまな「遊び心」を持たせることが可能です。

【ドア】に凝りすぎると、コストが上がってしまうので、施設全体ではなく、やはり効果的な位置に絞って「遊び心」を取り入れることを意識しています。

裏方のドアは、割り切って安価な住宅用既製品ドアを採用することも多いです。

常に費用対効果を考慮して設計デザインすることを心掛けています。